実店舗型リアルビジネスはもう古い?オンラインビジネスに参入すべき理由

ネットビジネス全般

普段リアル店舗を経営されている自営業者の方々と関わることがあるのですが、「そのやり方では古いんじゃないかな」ということが多々あります。

 

そんな僕自身ネットビジネスに参入したてで結果がなかなか出なかったときは、「実店舗でやった方がうまくいくんじゃないか」と何度も悩んでいました。

 

しかし、今は全くそうは思わず、逆にリスクが大きいです。

 

では、“なぜ実店舗でリアルビジネスをすることがこれからの時代は難しくなっていくのか”ということについてお話ししていきます。

 

そもそもリアルビジネスとは?

 

そもそもリアルビジネスにはどんなものがあるでしょうか?

 

リアルビジネスとは実店舗で商品やサービスを販売する“リアル店舗型商売”のことです。

 

例えば

 

  • パン屋・カフェなどの飲食店
  • 雑貨屋
  • 服・アパレル店舗
  • 家具・家電量販店

 

などがあります。

 

土地にお店を構えて人を雇って商品を作って、雑誌やメディアに広告宣伝をしてもらって販売する従来のビジネスモデルです。

 

高度経済成長期からバブルの時代に主流となり、今現在まで続いている旧来型のシステムですが、世の中がインターネットで繋がり、誰もがオンラインにアクセスできるようになったことで様々な改善点が見受けられるようになってきました。

 

実店舗ビジネスは自由が制限される

 

もしあなたがこれから「個人でビジネスをやっていこう」と考えているのであれば、僕がリアル店舗型ビジネスをおすすめしない理由があります。

 

それは人生において最も重要な「4大自由」が手に入らないということ。

人生において重要な4つの自由とは

雇われを辞めて個人で独立してやっていくということは「自由な人生を歩みたいから」という人が大多数だとおもいます。

 

これまでのリアル店舗型ビジネスモデルでは、自由な人生を歩むために必須となる

 

  • 人間関係
  • お金
  • 場所
  • 時間

 

の4つの自由が手に入らない、もしくは入りずらいということになってきます。

 

というのも、リアル店舗型ビジネスはあまりにも拘束される要因が多いからです。

 

人間関係の自由

まず、お店を始めると、従業員を雇うことになるので「人間関係の自由」からは無縁となります。

 

「それなら従業員を雇わずに一人でやっていけばいいじゃないか」

 

と思われるかもしれませんが、リアル店舗型ビジネスで製造(もしくは仕入れ)から販売、経理まで自分一人で全てこなすのは不可能に近いです。

 

ということで、他人を雇わないまでも家族か親族と一緒にやっていくパターンが多くなります。

 

となると、お互い人間同士なのでどうしてもいざこざが生まれます(他人ではなく、身近な存在なのでなおさら)。

 

お金の自由

リアル店舗型ビジネスとオンラインビジネスを比べたときに「お金の自由」ということに関してはそこまで大差はないです。

 

月に1000万円売り上げるお店とかありますしね。

 

ただ、「金額の上限」という観点でみれば、圧倒的にオンラインビジネスの方が上回ります。

 

なぜなら、商圏が日本全土もしくは海外まで及ぶので、それだけ拾えるパイが大きいからです。

 

月利でとか稼ぐアフィリエイターが存在するぐらいで、それだけ大きな金額を狙いたいのであればどうしてもオンラインビジネスの方に分があります。
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場所と時間の自由

リアル店舗型ビジネスをするとなると、土地にお店を構えて事業を展開していくことになるので、「場所と時間」の制約に縛られます。

 

あなたがその店舗に入らず、運営するだけのオーナー側であればいいですが、実際に出て回していくのであれば、サラリーマンと同じように出勤時間と場所はずっと固定されてしまうということです。

 

一方でオンラインビジネスであればインターネットに繋がる場所であればどこでも、あなたが地球の裏側にいようと、時間が深夜3時であろうと、お金を稼ぐことができてしまいます。

 

実店舗ビジネスは経費がとてつもなくかかる

自由が制限されるだけでなく、経費がかなりかさんでしまうというデメリットもあります。

 

具体的にリアル店舗型ビジネスに必要となってくる経費としては主に

 

  • 土地代
  • 店舗構築(改装)費
  • 人件費
  • 商品の仕入れ値や原価

 

ですが、これらの初期コスト、ランニングコストが大きくかかってきます。
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僕の知り合いの飲食業をされている方の話では、まず土地を借りてお店を立てるのに総額で1000万円かかったと言われてしました。

 

ただ、これはまだ安い方で、人が集まる立地で立派な美容院を1から建てるとなると1はくだらないものもあるみたいです。

 

初期経費はローンを組んで返していく

ちなみに「これから事業を始めよう」という人でこの大金を最初から払える人はまずいないので、ローンを組んで返す”ことになります。

 

つまり、毎月の売り上げから出た利益をローンの返済に回さなくてはならないということ。

 

ということは、売り上げが立たなくなれば、ローンを返せなくなるということです。

 

なので、

 

“絶対に廃業することはできません”

 

サラリーマンと似て非なるシステム

あれ?これって何かに似ていませんか?

 

サラリーマンがローンを組んで車やマイホームを購入し、“毎月の返済のため仕事を辞められない図式”に似ていませんか?

 

いわゆる「ラットレース」というやつです。

働けど働けど終わりのないレースに参加させられてしまうということです。

 

絶対に廃業はできないラットレースに参入させられてしまうということ。

 

人件費は簡単には削れない

土地代や店舗費だけでなくもう一つ厄介なのが「人件費」

 

どれだけ売り上げがあがらなくても人件費を簡単に削ることはできません。

 

なぜなら、対人だからです。

 

これがAIやロボットならいいかもしれませんが、人である限り、感情があり各々の生活をかけて働いている。

 

そんな人を「明日からやめてほしい」と簡単には言えないものです。

 

実店舗で物がもう売れない時代

世界的に見て、実際に店舗に行ってウィンドウショッピングをする時代が終わり、電車や会社、自宅でオンラインで商品を選んで購入するスタイルが主流になってきています。

 

例えば、「ショールーミング」の存在。

 

ショールーミングとは、

 

  1. メールやネット上で商品を見つけ、商品の詳細を確認
  2. 商品レビューやツイッターの口コミを参照し、購入意思を決定
  3. その後店舗に行って、色・柄・サイズを実物で確認(その場で買わない)
  4. その帰り道や自宅からネットで、最安値を探しオーダー
  5. 数日後に自宅で商品を受け取る

 

という購買スタイルのことです。

 

このショールーミングによって今までリアル店舗で商売をやってきていた被服・アパレル関係や雑貨屋などは大打撃を受けてしまっています。

 

この傾向は今後どんどん加速していき、完全にオンラインだけで売買が完結してしまう時代はまもなくやってきます。

 

リアル店舗型ビジネスは競争が激しい

実店舗で商品が売れない理由の一つに、「競争の激しさ」があります。

 

同じような商品を販売する同じような店が増え、オリジナル性がないといけくなってしまいました。

 

最初は個人商店が繁栄、その後価格の安いデパートやユニクロなどの大手企業の台頭、という順序で“安くてクオリティの高い物”が世の中に溢れてしまったのです。

 

そうなってくると、どれだけその商品が

 

  • 大多数の安くてクオリティの高い商品よりも購入する価値があるのか
  • オリジナル性は何なのか

 

というのをはっきりさせないと今後実店舗では儲けることはできません。

 

そもそも「物」がいらない

物をいかにして売るかということを説明してきましたが、昨今ではそもそも物がいらない”という人が増えてきました。

 

例えとして「本」がありますが、今はオンラインの電子書籍をダウンロードすることで、わざわざ書店に行って購入する必要はありません。

 

しかも電子書籍であれば本のように家にたまって邪魔になることはないので便利です。

 

もう一つの例として「車」

 

地方ではまだまだ車は必需品ですが、都会では「Uber」というオンラインで自分が今いるところに車を呼んで、目的地まで連れて行ってもらえるサービスが広がっています。

 

“タクシーを個人がやっているバージョン”と言ったらわかりやすいでしょうか。

 

なので、これからは高くて維持費のかかる車を買う必要がない時代になってきます。

 

リアル店舗型ビジネスに適している業種

では、「実店舗ではもう儲けることはできなくなってしまうのか」というとそれは違います。

 

なぜなら実店舗でないと成り立たない商売は存在するからです。

 

例えば、パン屋、カフェ、レストランなど、「空間と食事」を提供する飲食店のような“オンラインで再現するのが不可能なビジネスモデル”です。

 

このような業種であれば、先ほど説明したようにオリジナル性は必要ですが、うまくやっていくことはできるでしょう。

 

原自身の実店舗ビジネス体験談

僕自身、過去に場所と機材一式を借りて実店舗のコーヒースタンドをやらせてもらっていたことがあります。

 

↑自家焙煎してエスプレッソマシンで抽出したコーヒーと簡単な手作りスイーツのような感じで喫茶形式でやっていました

 

 

場所はもともとあった場所を借りてやっていたので、実質経費としては原材料費と家賃、包装材代くらいで安くは済んでいたのですが、それだけに規模が小さくお客もそこまで入らず売上はほとんど上がりませんでした。

 

経費が安いといっても月に7〜8万円は飛び、売上はトントンぐらいだったので利益は1万円とかでした。

 

一人で全てこなしていたので人件費はかかりませんが、肉体労働で1日8時間は働いていたので、かなり体力を消耗してしまいます。

 

これと同じ労力をかけるのであれば、「オンラインビジネスの方が明らかに効率がいいよな〜」と何度も考えていました。

 

ただ、このコーヒースタンドやカフェのような「場所と空間」を提供する実店舗スタイルのものは“やりがいや人とのリアルでのふれあい”というお金では計れない価値を得ることができるというメリットがあります。

 

 

オンラインビジネスのメリットとデメリット

では、次にオンラインビジネスについてのメリットとデメリットを紹介します。

オンラインビジネスのメリット

オンラインビジネスには

 

  • 必要コストが最小限
  • 狙えるパイがでかいので収益の最大化ができる
  • 広告宣伝費がいらない
  • 自動化ができる

 

という特徴があります。

 

リアル店舗型ビジネスと違ってパソコンとネット回線、サーバー・ドメイン代金だけで事業を始めることができ、メルマガのDM(ダイレクトメール)やSNSを使って自サイトを宣伝できるので広告宣伝費も抑えることができます。(リアル店舗の場合、雑誌やテレビなどのメディアに宣伝するだけで数万〜数十万の費用がかかります)

 

さらに、一定の地域だけでなくインターネットが繋がる日本全土(海外も)が商圏になりますので、狙えるパイがでかく、収入の上限がありません。

 

そして、オンラインビジネスにおいて僕が最も重要だと思う利点は、「自動化することができる」ということです。

 

リアル店舗型ビジネスでも、お店を全部従業員に任せて自分は全く手を加えずに収益を得ることはできますが、オンラインは人を使うことがないので、自由度が全然違います

 

あなたが寝ている時でも、彼女とデートをしている時でも、パソコンが自動的に不労所得を生み出してくれます。
『不労所得』を作るための副業を紹介!月に最低でも5万円以上稼ぐ具体的な方法

 

一方で、実店舗の場合、自分が直接手を加えていなくても常に従業員や業績のことを考え見張っておかなくてはなりません。

 

知り合いの実店舗経営者曰く、「人にお店を全部任せるなんて気が気じゃなくてできない。それなら自分も現場で関わって指示する方がマシ」ということみたいです。

 

オンラインビジネスのデメリット

オンラインビジネスのデメリットは

 

  • モチベーションを保つのが難しい
  • 怪しまれる

 

ということがあります。

 

仕事において、“やりがいや好きなこと”を求めるのであれば、オンラインビジネスは向いていないかもしれません。

 

なぜなら、ある程度仕組みを構築するまでは一人孤独にパソコンと向き合って作業をし続けなければならないからです。

 

そういった地道な作業が好きなのであればいいのですが、大半の人はこれが出来ずに途中でやめてしまいます。
ネットビジネスでなかなか成功できない?継続するための7つの秘策とは

 

そして、もう一つのデメリットとして“怪しまれる”というのがあります。

 

僕の知り合いでWEBデザイナーをやっている人がいるのですが、その人に

 

「原くんがやっていることはパソコンと向き合って変なことしているだけで価値提供をしてないよね?」

 

と言われたことがあります。

 

価値提供をしていないのに報酬が得られないということはないのですが、世間一般のオンラインビジネスへの評価はこんな感じで怪しいと思われていることが多いです。
ネットビジネスで初心者が騙されて詐欺に合う〝黄金パターン〟を話そうか

 

まとめ

ここまで、リアル店舗型ビジネスとオンラインビジネスの違いについて説明してきました。

 

この記事はかなり主観を加えて書いたので、「それは違うだろ」と思われることも多かったのではないかと思います。

 

ただ、はっきりと言いたいのはリアルが完全にネットに置き換わるということではないということ。

 

“リアルはリアルの良さ”、“オンラインはオンラインの良さ”がお互いあります。

 

ということで、今後はリアルとオンラインが共存しつつ持ちつ持たれつつ新しいビジネスの形として世の中に展開していくのではないでしょうか。

 

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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